将来の中小企業への銀行融資はどのように変わっていくか? | 思うように資金調達ができない方へ

将来の中小企業への銀行融資はどのように変わっていくか?

4月25日

本当は前回の投稿でご案内したように、経済成長しない、景気が悪い、失われた30年の状況から脱却できる政策へのシフトが行われることを心から切望します。

 

しかしながら、現在の政治状況を見ていると、かなり多くの国民が、財務省の権力集中の弊害に気付くものの、残念ながら、まだ大勢が変わるまでには至っていません。

 

では現実的に考えるとしばらくは財務省の緊縮財政、増税路線の政策が続くと思わざるを得ず、その線上で中小企業への銀行融資がどのようになっていくかを整理してみたいと思います。

 

中小企業への銀行融資は、近年の金融市場の変化や経済状況によって影響を受けます。

 

革新的な政治状況の変化はないと考えると、一般的なトレンドとしては以下のような方向に進んでいく可能性が高いと思います。

 

① デジタル化の進展

銀行業界全体がデジタル化に向けて進化しており、中小企業向けの融資サービスもオンラインでの申請や審査が可能になっています。

これにより、プロセスが迅速化され、より効率的に融資が行われる傾向があります。

 この流れは、革新的に景気が良くならない限り、銀行もきめ細かい顧客にヨリソッタサービスよりも効率的な経営にさらにシフトしていくと思われますので、銀行のサービスのデジタル化はさらに進んで行くものと思われます。

 

②リスク評価の厳格化

銀行はリスク管理を強化しており、中小企業の信用リスクや返済能力をより厳格に評価する傾向があります。

これにより、融資を受ける際にはより詳細な情報提供や担保の提供が求められることがあります。

 

③金利はリスクに見合った水準に

②と連動することですが、今までのように金利が銀行なりに低い水準である必要があると言うことはなく、金利は案件のリスクによってはノンバンク化していくと予想しています。

その例は銀行のネット完結のビジネスローンを見ているとご理解いただけると思います。

 

④サステナビリティに対する関心

近年は環境や社会に配慮した事業運営が求められることが増えており、銀行もサステナビリティに対する関心を高めています。

中小企業が持続可能な事業計画を持っている場合、融資を受けやすい環境が整備されつつあります。

 

これらの要因を踏まえて、中小企業への銀行融資はよりデジタル化し、リスク評価が厳格化する一方で、持続可能性や社会的影響を考慮した分野への融資が増えていく可能性があるのではないかと予測します。

 

 

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